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免疫の多様性(1)

2017.04.15


前回の記事【ロレンツォのオイル(Lorenzo's Oil)との関わり(5)】において、体内における物質の認識は大雑把な面があり、大雑把であることの有益性と有害性について、アレルギーを例に説明しました。

この「免疫における大雑把」の意味合いについて読者の方から質問をいただきましたので、ご説明させていただきます。
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生命現象は、緻密と大雑把が混在しており、生命の存続には「緻密」が不可欠ですが、適応や進化には「大雑把」が必要だと思っています。

生命現象における「大雑把」は、換言すると「多様性」もしくは「許容力」と考えています。

「免疫における大雑把⇒免疫における多様性」の理解には、免疫の理解が必要です。

免疫とは、病気などから体を守る仕組みのことです。簡単にいえば「自分ではないものを体から排除する仕組み」のことです。

免疫には、抗体が絡んでくる「体液性免疫(液性免疫)」と、抗体の関与しない「細胞性免疫」の2種類があります。

ここではそのうちの体液性免疫について説明します。

まず、体内に抗原(ウイルスなど)が入ってくると、抗原提示細胞(マクロファージ、樹状細胞など)と呼ばれる免疫細胞がこの抗原を捕まえます。捕まえた後、抗原の情報を解析して、ヘルパーT細胞にその特徴を知らせて、情報をもとに抗体を作るように指令を出します。

情報をもらったヘルパーT細胞は抗体の対処法を検討し設計図を描いて、今度はB細胞に抗体を作るよう指示します。

この流れをまとめると次のようになります。
抗原の情報収集「抗原提示細胞(マクロファージ、樹状細胞など)」⇒対処法と抗体の設計図を作成「ヘルパーT細胞」⇒抗体生産「B細胞」

ヘルパーT細胞から指示を受けたB細胞は、抗体生産細胞(形質細胞、プラズマ細胞)に変化をします。このときに、一度作った抗体の情報を覚えておくように仕組みができています。
抗体を作った形質細胞は、これを体液中に流し全身に広めていきます。
これが体液性免疫のしくみです。

次回は、「免疫の多様性」を醸成している「抗原・抗体反応」における「エピトープとパラトープ」について解説いたします。

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(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫


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