構造機能科学研究所 ~お肌の健康と美容に「RIMシリーズ」~

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お肌の色の多様性と紫外線:その1

2017.07.08


7月、真夏の太陽の光が降り注ぐ季節がやってきます。

「真夏の太陽⇒紫外線⇒肌や健康に悪いので気をつけよう」、と思っておられる女性が多いのではないでしょうか!?

天気予報でも、紫外線情報が流されており、紫外線がさも悪者のように扱われていることに対して、皮膚生命科学を志向し紫外線の効用を認識している私としては、いささか違和感を感じざるを得ません。
…続きを読む…


私の若かりし頃は、夏に太陽の光を浴びて肌を小麦色にこんがり焼くと、冬に風邪を引かないといわれておりました。

豪雪地帯で冬季には太陽光の少ない我が故郷「妙高」では、夏になると臨海教育と称して1週間ほど海での生活を体験して、知らず知らずのうちに紫外線の効用を受けていたような気がしています。

このような思いもあって、今回から「お肌の色の多様性と紫外線」について4回に亘ってお届けします。

その1.お肌の色の多様性/お肌の色はどのようにして決まるのか?
その2.メラニンの生合成メカニズム
その3.メラニンの機能と代謝 
その4.太陽光と紫外線 

今回は、「その1.お肌の色の多様性/お肌の色はどのようにして決まるのか!」をご案内いたします。
主な内容は以下のとおりです。

人類はアフリカで誕生し、アジアやヨーロッパに居住圏を拡大してきました。
地域によって紫外線量が異なり、紫外線を人体に利用すること(ビタミンDの産生など)と紫外線から皮膚を防御することのバランスを整えるために、肌の色の基本(遺伝子)ができました。
・アフリカ:ネグロイド(黒人)
・アジア:モンゴロイド(黄色人種)
・ヨーロッパ:コーカソイド(白人)

肌の色はメラニンの種類と量によって決まります。そして、ヒトのメラニンには2種類あります。
・ユーメラニン(eumelanin:真性メラニン):黒色
・フェオメラニン(pheomelanin:黄色メラニン):黄色
ヒトの皮膚や髪の色の違いは、この2種類のメラニンの比率により生じます。

このメラニンを合成しているのがメラノサイト(色素細胞)です。
メラノサイトは表皮の最下部に位置する基底層と毛母に存在しています。
メラノサイトは、皮膚1平方mm当たり1,000~1,500個が存在しています。
特に顔などの日光露光部や外陰部などに高密度で存在しています。

また、人種によるメラノサイトの分布や密度には差がありません。
人種によって肌の色が異なるのは、紫外線に対するメラノサイトの活性度の違いによります。
同じ人種でも日焼けしやすい人と日焼けしにくい人がいますが、同様な理由によっています。

皮膚における紫外線のバリアは皮脂膜とメラニンですが、第一段階のバリアの役目を果たしているのが皮脂膜です。
皮脂膜における紫外線のバリア作用は、鏡面反射によるものです。

RIMソープとRIMエモールのスキンケアの基本は皮脂膜を整えることにあり、ご愛用者から『日焼けをあまりしなくなり、また日焼けが消えていくのも早い』とのコメントを多数いただいています。

今回は、以上です。
詳細はYouTubeでご紹介しておりますのでご覧ください。
【お肌の色の多様性と紫外線】その1

(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫

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