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※赤字の日はお休みさせていただきます。
皮膚と脳は細胞の由来が同じ外胚葉であることから、「皮膚と脳のルーツが同じ」という意味の“皮脳同根”という言葉があります。
ヒトの受精卵が最初に形成する構造は、外胚葉、中胚葉、内胚葉の三層構造です。
細胞分裂していく過程で次のように分化します。
●外胚葉 ⇒ 表皮(髪、爪を含む)・脳・神経
●中胚葉 ⇒ 真皮・筋肉・骨
●内胚葉 ⇒ 内臓
皮膚と脳・神経の細胞のルーツが同じであることから、皮膚は「露出した脳」という捉え方もされています。
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「皮膚という脳」「子供の脳は肌にある」「皮膚感覚の不思議」等の著者・山口創氏は著書「皮膚という脳」において「現代の病理は、子ども時代の“ふれあい”にあった」と述べています。
確かに、以前はスキンシップが心の育みに重要であることをよく耳にしましたが、最近は殆ど聞かなくなりました。
このような背景の観点から、京都府地域力再生プロジェクト「キレる子どものための食育インストラクター養成講座」の講師としてお招きいただいて、8月26日に講演「皮膚の窓からみた生命・健康・心」をさせていただきました。
講演では、脳・皮膚・腸は密接な関係にあることや心という把握しにくい生命現象を生体分子の観点から可視化したいと思い、多面的な話をさせていただきました。
心は形が無いもののように思われていますが、実は心の変化に合わせて生体分子の構造や運動が変化したり、ホルモン等生理活性分子が産生したり消滅したりしています。
このプロジェクトは、企画力抜群の塩井淳子さんをリーダーとして、子どもの心と健康を守る会代表の国光美佳さんなど多数のスタッフによって運営されており、1年間のプログラム構成になっています。
受講生は全国から集まっており、インストラクターの資格獲得に向けて真剣に学ばれており、約5時間に亘って交流をさせていただきました。
(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫