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※赤字の日はお休みさせていただきます。
少し前のことになりますが、6月17日に西大和学園SSHコース(2年生:78名)のキャリア形成授業において、AIについて次のようなQ&Aを交わしました。
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Q(生徒):鈴木先生は講義の中で、「あなた達が大学を卒業して就職する頃には、現在ある職業のかなり多くが人工知能(AI)が取って代わっている可能性があります。」と話されました。
それでは、将来においてもAIにはできない仕事はどのようなことでしょうか?
…続きを読む…
A(鈴木):AIには難しいと考えられる仕事は、独創性や先見性が求められる科学や研究です。技術的なことや事務的作業・単純労働などは、AIに逐次シフトしていくことになります。
AIに限らず技術革新は、常に少人化をもたらします。安定志向は少人化の対象になり、挑戦は余人をもって代え難しです。
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SSHコースの生徒は、科学者・研究者・医師を志望していることから、このような回答をしました。
しかし、AIの急速な進歩をみていると、深い思考性が求められる科学や研究においても、AIに凌駕されてしまいそうな気がしています。
この懸念は、先見性や対応能力が求められる将棋や囲碁、チェスのトップとAIの対戦においても、既にAIが勝利していることにあります。
12月7日の日経に、AIの急速な進歩と可能性について記事がありましたので要約して以下にご紹介いたします。
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米グーグルの持ち株会社アルファベット傘下の英ディープマインドは、世界トップ棋士より強い最強の囲碁用の人工知能(AI)「アルファ碁ゼロ」を改良し、将棋やチェスにも応用したAIを開発した。
白紙の状態から独学で試行錯誤を繰り返し、数時間で現状の世界最強ソフトを超える強さを獲得。将棋・チェス・囲碁のいずれも最強と言う3冠を達成した。
開発したAIのすごいところは、人間がこれまでに考案した定跡やプロ棋士の棋譜を教え込むことなく、AI自身の独学で、かつ短期間で最強のAIになれることを示したのが特徴だ。
ゲーム以外の分野でも、人間に解けなかった難問の解明に貢献しそうだ。
ディープマインドは、難病の早期発見や新素材の開発、生命の起源解明などに応用を見込む。
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(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫
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