構造機能科学研究所 〜お肌の健康と美容に「RIMシリーズ」〜

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RIMソープの泡立ち

2017.12.30

年の瀬も押し迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
豪雪の私の故郷「妙高」では、一日で1mもの積雪があったとのことです。
前日に届いた手紙には「今年はまだ雪が少ないので助かっています」と書いてあったのですが・・・

近代社会を支配しているのはデジタルですが、自然や生命のようなアナログ現象についてはデジタルによるアプローチは難しいように思っています。
しかし、デジタルによってアナログを創生することはできなくても、AIの急速な進歩をみていると、デジタルによるアナログへのアプローチが急速に進むことは間違い無さそうです。
アナログの権化の私としては、アナログ時代に人生があって「あー、よかった!」という気持ちです。

今回の記事は、RIMソープの泡立ちについてご案内いたします。
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寒いこの季節になると、お客様から「RIMソープが泡になって出てこない!」というお問い合わせをいただきます。
RIMソープは15℃以下になると泡にならないのです。
理由は2点あります。

1点目は洗浄成分の構成によります。
RIMソープの洗浄成分は、スキンバリアの要「皮脂膜」主成分の脂肪酸系脂質をベースにしてあります。
皮脂膜を形成している脂肪酸は、炭素数18のモノエン不飽和脂肪酸「オレイン酸」を主成分としており、次いでの成分が炭素数16の脂肪酸です。
この脂肪酸構成は、細胞膜を形成しているリン脂質の脂肪酸構成と同様です。
炭素数18や16の長鎖脂肪酸の石鹸は、水に対する溶解度が低く、低温になると泡立たなくなるのが特徴です。

一方、近年、多くの石鹸等洗浄料に使われているのが炭素数12の脂肪酸「ラウリン酸」です。
ラウリン酸の石鹸は、水に対する溶解度が高く、低温における泡立ちに優れています。
しかし、ラウリン酸系の石鹸等洗浄料には皮膚刺激性等安全性の問題があります。

脂肪酸の種類と皮膚刺激性の関係ですが、脂肪酸の炭素数と強く相関しています。
皮膚刺激性は、炭素数18や16の脂肪酸では殆どありませんが、炭素数12のラウリン酸で極大になることが多数の報告で示されています。
また、分子が小さいので、肌から浸透して細胞間脂質も落としてしまったり蛋白変性を惹起することも報告されています。

2点目は添加剤です。
微量加えるだけで全体の性質を変えるものを添加剤と称しています。
泡立ちや泡質を改善するための添加剤には各種のものがありますが、主な例は起泡剤・増粘剤・キレート剤などです。
添加剤も種類によりますが、一般に皮膚に有害であるために、弱い肌には添加剤を使用していない製品が推奨されています。

弊社では、便利さよりも「皮膚の健康」を優先していますので、RIMソープが泡にならない時にはお手間をおかけしますが、温めて泡にしてからご使用くださいますようお願いいたします。

なお、急いで温めようとして熱湯で加熱する方がおられますが、50℃以下のお湯でゆっくり温めるようにしてください。
50℃以上の高温のお湯で急速に加熱すると、多数のプラスチックの部品により構成されているポンプ部分が歪み、ノズルを押しても動かなくなる場合があります。
一旦動かなくなるとあれこれしてもすぐには動くようにはなりません。
その場合には、20℃以上の暖かい部屋に1〜2日置いていただくと歪みが改善されて、ノズルが動くようになると思いますのでお試しください。

「液体の状態で使ってはだめなんですか?」とのご質問もいただいていますが、洗浄と保護・保湿を同時に実現するRIMソープ特有の超分子機能は、泡にしないと充分に発現しません。

液体のRIMソープを泡とする理由は成分を超分子機能化するための物理的手段です。
液体のままだと分子配列がランダム「無秩序(disorder)」であり、泡にしたときに秩序(order)化されます。物質は、無秩序のときには特有な物性や機能を発現しませんが、秩序が整うとシャープに発現するようになります。
従って、RIMソープも液体の状態では、「皮膚の表面から汚れを取り除きながら皮脂膜を補充強化する新陳代謝機能」、いわゆる超分子機能をきちんと発現しませんので泡にして使っていただきますようお願いいたします。


(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫

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