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※赤字の日はお休みさせていただきます。
50年前までは殆ど無かったアレルギーが、現在、日本人では約5割(子どもでは6割以上)にまで増えています。
なぜでしょうか?
このことの紐解きには、現代生活の歪みの追究が必要です。
生活の三要素が「衣・食・住」、アレルギーに関わる三大要素は「皮膚、食べ物、住宅」、端的に表現して「皮・食・住」です。
アレルギーと「皮・食・住」の関係を以下に概述します。
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①アレルギーと皮膚の関係
長年、アレルギーの原因が食べ物や呼吸と考えられてきていました。
しかし、「茶のしずく石鹸」による大規模なアレルギー発症事件(2009年)を契機に研究が進み、現在では、経皮感作(皮膚からアレルゲンが体内に入ってアレルギーが始ること)がアレルギーの主な起点になっていることが明らかになっています。
②アレルギーと食べ物の関係
食べ物が腸から大量に吸収されていることから、従来は、食べ物原因説が最も有力視されていました。
そこで、妊娠・授乳中の母親や離乳期の乳児における特定食物の除去を試みられてきましたが、有意な結果が得られませんでした。
また、経口免疫寛容や制御性T細胞の発見、腸内常在菌(フローラ)の機能など、腸における高度な免疫機能が明らかになるに連れて、アレルギーの始まり「感作」の原因として食べ物説が否定的になってきています。
③アレルギーと住宅の関係
アレルギーの三大要素「皮・食・住」のうち、皮膚と食べ物については追究が進んでいますが、住宅については体系的な追究は殆どなされてきていません。
乳幼児におけるアレルギーマーチは、「経皮感作⇒アトピー性皮膚炎⇒食物アレルギー⇒気管支喘息⇒花粉症」の順に発症する傾向があることが明らかになっています。
スキンバリアの弱い乳幼児は、住宅の室内環境の影響を強く受けています。
このような現状に鑑み、私の考えを建築関係者にご相談したところ、山形県酒田市の川田建築設計事務所の川田季彦所長が「アレルギーと住宅を考える会」を今年3月に設立してくださいました。
川田さんのご尽力によって、会員数は既に600人を超えています。
「アレルギーと住宅を考える会」
http://www.kenchiku.gr.jp/allergy.html
次回は、「アレルギーと住宅を考える会」についてご紹介をさせていただく予定です。
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場所:けいはんなプラザ メインホール
https://www.keihanna-plaza.co.jp/
料金:一般2,000円、学生1,000円
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(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫