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※赤字の日はお休みさせていただきます。
混沌としていたアレルギーの主な原因が、皮膚から体内に侵入した物質が経皮感作を惹起して始っていることが明らかになってきています。
従って、アレルギーの予防と改善には、皮膚本来のバリア機能を整えることと皮膚に触れる物質に対する注意が必要になっています。
また、皮膚と腸は免疫の二大拠点として密接にリンクしていることも明らかになってきていることから、アレルギーの感作・発症・悪化の原因となっている主な要因について、その重要度を次の序列に位置付けています。
1.化粧品(洗浄料、殺菌剤、UVカット、化粧水 )
2.食べ物(子ども:卵、牛乳、小麦/大人:果物・野菜、小麦)
3.住宅(過乾燥、ハウスダスト、芳香剤)
4.衣類(繊維の種類、添加剤、洗剤)
…続きを読む…
いずれについても、きちんとした研究はこれからです。
物質的な豊かさと便利さを追求してきている現代生活が、アレルギーを生む温床になっています!
そこで、構造機能科学研究所では、2~4の要因についても追究を始めました。
その1つが、「アレルギーと住宅を考える会」の設立です。
アレルギー増加の一因として近代住宅も関わっている可能性があることから、知己を得ていた建築家の猪谷勇三さん(猪谷工務店社長)にご相談したところ、以前からアレルギーと住宅のことを住宅の専門家の立場で追及して来られていた川田建築設計事務所(山形県)所長の川田季彦さんをご紹介くださいました。
その結果、設立されたのが「アレルギーと住宅を考える会」です。
設立は今年の3月ですが、川田さんのご尽力と人望により、会員数は既に約700名になっています。
会としての体制は今後整えていく予定ですが、このような中、「アレルギーと住宅を考える会」のバイブル的な著書が出版されました。
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【著書】「断熱で日本を変える」(税込価格1,728円)
【著者】 山本哲也
ゼットテクニカ富山㈱代表取締役社長
アレルギーと住宅を考える会・富山支部長
金沢大学大学院自然科学研究科(生化学)終了後、食品会社で研究開発を経て、2005年から現職に従事。
叔父は「呼吸できる家」の元祖的存在の故山本順三であり、その意志を継いで活動中。
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この本は呼吸する家作りを目指した建築工法を基本としていることから、肌にもやさしく住み心地が良くクーラーや暖房を極力使わなくてもすむ家作りを追求すると共に、“子供たちがアレルギーや化学物質過敏症に罹っている現実を見てほしい”と願い、自然と人間の調和を目指してきていた建築家「故山本順三氏」の意志を継ぐ山本哲也さんの力作です。
著者の山本哲也さんは、生化学のエキスパートであり、建築家としては異色ですが私にとっては心強い味方です。
異常高温の夏になっているなど異常気象が常態化してきている今日、本書は時宜を得た書であり、人生最大の買い物である住宅購入の参考にしていただきたいと思います。
★アレルギーと住宅を考える会・会員の集い★
https://www.facebook.com/groups/345664749262821/
2018年9月8日(土)・9日(日)
【会場】KKRホテル大阪 大阪市中央区馬場町2-24
【講演】
①ゼロ・アレルギー・ハウス(ZAH)/川田季彦
②「断熱で日本を変える」出版記念講演/山本哲也
③アレルギーはなぜ増えたのか! 予防と改善のアプローチ/鈴木正夫
(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫