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※赤字の日はお休みさせていただきます。
治療から予防へ(セルフメディケーション)
25.花粉皮膚炎
当ページをご覧いただいている皆様から、
「以前は月2~3回配信されていたのですが、最近はたまにしか配信されません。どうかされたのですか?」
とのお問合せを多数いただいております。
拙文を心待ちにしていただいている方がおられることを光栄に存じます。
…続きを読む…
構造機能科学研究所は設立して22年になりますが、難題「アレルギーの予防と改善」への挑戦でしたので、これまでは論拠としている「経皮感作とスキンケアの関係」の医科学的考察や社会的コンセンサスを深めることに始終していました。
しかし、昨年来のコロナ禍にあって「衛生と免疫」がクローズアップされるようになり、構造機能科学研究所が目指してきているRIM超分子スキンケア「衛生と免疫の実現」も注目していただけるようになってきています。
このようなことから、新たなステージに歩みを進めております。
ご質問をたくさんいただいていますので、当面は、ご質問に対する回答を主に書かせていただこうと思っていますのでご参照いただけましたら幸いです。
Q:私は花粉症に悩まされていたのですが、RIM超分子スキンケアをするようになって数年、花粉の時季も知らないうちにスルーしていることに気がつきました。
周りには花粉症の人がたくさんいるのですが、中には、私が花粉症で苦しんでいた時の主な症状「ひどい鼻水や涙、くしゃみ」とは異なって、目の回りや顔などが腫れて痒がっています。
RIMスキンケアをお勧めしても良いのでしょうか?
A:ご指摘の肌の状態からすると、「花粉皮膚炎」と思われます。先ずは、医師の診断を受けていただくことをお勧めいたします。
花粉皮膚炎は、アトピー性皮膚炎や乾燥肌等のスキンバリアの弱い方が発症しますので、RIM超分子スキンケアを試してみていただきたいと思います。
軽症であれば、RIM超分子スキンケア「皮膚の洗浄とスキンバリアの強化」により改善できるかと思います。
悪化すると治り難くなります。その際には、薬とRIM超分子スキンケアを併用していただくことをお勧めいたします。
花粉皮膚炎についてまとめられた記事(Medical Note)の要点を以下にご案内いたしますのでご参照ください。
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■花粉皮膚炎とは
花粉に触れることで、皮膚が赤くブツブツと腫れる、皮膚がかゆくなる、などの症状を引き起こす病気です。特に、顔やまぶた、首など、花粉が触れやすい部分に症状が現れることが多いです。
スギやブタクサ、ヨモギなど、さまざまな花粉が原因となり、春先に症状が出たり、秋にひどくなったりします。
予防するためには、皮膚が花粉に接触しないように、マスクやマフラー、メガネなどを使用する、外出を極力避ける、皮膚の清潔を保つためにこまめにシャワーを浴びる、などが大切です。
治療では、かゆみ止めの内服、ステロイド軟膏などが用いられます。
■原因
花粉皮膚炎は、スギやブタクサ、ヨモギなどの花粉に触れることで引き起こされます。花粉が皮膚に触れると、皮膚を中心として免疫の異常反応が起こり、症状がもたらされると考えられています。
特にアトピー性皮膚炎を抱える方では、皮膚炎が悪化しやすい傾向があります。アトピー性皮膚炎では皮膚のバリア機能が低下しており、その部位に花粉が触れることで症状が悪化すると考えられています。
■症状
花粉皮膚炎では、皮膚が赤くなったり、ブツブツと腫れ上がったりします。皮膚にかゆみを生じ、掻くことでさらに皮膚の状態が悪くなり、皮膚の赤み、腫れ、かゆみが増悪することがあります。
症状は花粉に触れることで生じるため、目や首の周り、顔などに症状が出やすいです。
原因となる花粉によって症状が出やすい時期があり、ブタクサやヨモギが原因であれば、花粉の飛散が多い秋に、スギ花粉であれば春先頃に症状の増悪が観察される傾向があります。
■検査・診断
花粉皮膚炎では、どの時期に、体のどの部位にどのような症状がみられるかを詳細に評価します。
また、もともとアトピー性皮膚炎を抱えている、ステロイド軟膏を長期間使用している、最近新しいネックレスを使用し始めた、などの情報も花粉皮膚炎の診断やほかの病気との鑑別診断に重要です。
また、花粉皮膚炎が疑われる際には、スクラッチパッチテストと呼ばれる検査が行われます。この検査では、原因と思われる花粉物質を皮膚に貼り付け、皮膚に生じた変化を観察します。
■治療
花粉皮膚炎を根本的に治す方法は確立されていないため、対症療法が中心となります。
かゆみや皮膚の炎症を抑えるために、抗ヒスタミン薬の内服やステロイド軟膏の外用などが使用されます。皮膚の状態を良好に保ち、かゆみの増悪を防ぐために皮膚はできるだけ掻かないように心がけることも重要です。
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(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫