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治療から予防へ(セルフメディケーション)28.ワクチン接種後のアナフィラキシー発症例とその特徴

2021.04.29

治療から予防へ(セルフメディケーション)
28.ワクチン接種後のアナフィラキシー発症例とその特徴

今回も引き続き、皆様とのQ&Aをご案内いたします。

Q:
私はアレルギー罹患者です(女)。
日本におけるアワクチン接種によるアナ フィラキシー発症例について、年齢や性別との関係、重症度について教えてください。

A:
日本ではまだワクチン接種例が少なく、医療関係者に片寄っていますので、日本人の平均データとして評価するには問題がありますが、厚生労働省の発表をご紹介いたします。
…続きを読む…

2021年2月17日~4月4日までに、日本国内で新型コロナワクチン接種後のアナフィラキシーとして医療機関から報告されたのは350例。
これらの事例について専門家評価が行われ、実際にブライトン分類1~3に該当しアナフィラキシーとして判断されたのは79例でした。

4月9日に開催された厚生労働省第55回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会においてその詳細が公開されたましたので、ご質問の点いついて以下にご案内いたします。

■現時点での報告頻度は100万回当たり72件
350例についての専門家評価の結果、ブライトン分類1が14件(1回目接種:14件)、2が57件(1回目接種:53件/2回目接種:4件)、3が8件(1回目接種:8件)該当したことが報告されました。
ブライトン分類(※)レベル1~3の報告頻度は79 件/109万6,698 回接種(72件/100万回)。

米国での報告(4.7件/100万回)や英国での報告(17.7回/100万回)と比較すると高いようにもみられますが、被接種対象者の違いや報告制度の違い等の理由から、単純な比較は難しい状況にあると検討部会では位置づけています。

■年齢別・性別・アレルギー歴別の報告数
ブライトン分類レベル1~3に該当した79例について年齢別・性別・アレルギー歴別に報告件数をみた結果は以下のとおり。
[年齢別・性別]
20~29歳:15件(男性6件(40%)/女性9件(60%))
30~39歳:20件(男性2件(10%)/女性18件(90%))
40~49歳:28件(男性0件(0%)/女性28件(100%))
50~59歳:13件(男性0件(0%)/女性13件(100%))
60~69歳:3件(男性0件(0%)/女性3件(100%))
合計:男性8件(10%)/女性71件(90%)

圧倒的に女性に片寄っています。この傾向は外国でも同様です。
なぜ、女性にアナフィラキシーの発症が多いのか?

理由として挙げられているのが、ワクチン製剤に使用されている成分(PEG等)が化粧品にも汎用されており、経皮感作を受けている可能性が指摘されています。
20~29歳の若い男性にアナフィラキシー発症例が多い理由としては、近年は若い男性も化粧品を使うようになってきていることによるものと思われます。

[アレルギーの既往歴別(アナフィラキシーおよび薬剤アレルギーの既往歴の有無別)]
ブライトン分類レベル1/14件:既往歴有4件(29%)/既往歴なし9件((64%)/不明1件(8%)
ブライトン分類レベル2/57件:既往歴有23件(40%)/既往歴なし32件(56%)/不明2件(4%)
ブライトン分類レベル3/8件:既往歴有1件(13%)/既往歴なし7件(87%)/不 明0件(0%)

アナフィラキシーおよび薬剤アレルギーの既往歴の無い人にも高率にアナフィラキシーを発症していることからしても、化粧品等による経皮感作が関わっていることが示唆されます。

(※)ブライトン分類については、第53回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(2021年3月21日)配布資料「国内でのアナフィラキシーの発生状況について」9ページ目に詳細が解説されている。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000752523.pdf


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(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木 正夫

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