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※赤字の日はお休みさせていただきます。
緊張が花粉症に対する抑制作用も、緊張のレベルと個人・集団であるかによって異なります。
集団としての代表的な例が1995年の出来事です。
1月17日に阪神大震災、次いで3月20日に地下鉄サリン事件が起こり社会全体に強い緊張が張り詰めました。
この年は、前年の猛暑の影響からスギ花粉の量が例年の何倍にもなると言われ、実際に大量の花粉が飛散しました。
しかし、実際には花粉症の人が少なく、例年の1/10も薬が売れなかったそうです。
これは一種の集団ストレス状態になったからと考えられています。
東京と大阪、神戸という人口密集地域の人たちが、地震とサリン事件によって大きなストレスを感じて緊張状態になり、アドレナリンが多く出た結果、花粉症の症状が抑えられたと考えられています。
(株)構造機能科学研究所
代表取締役 鈴木正夫